渋井ジャーナル

違法捜査、誤認逮捕、冤罪事件。

愛媛県警察

愛媛県警、無実の女子大生に対して誤認逮捕、自白強要する、愛媛県警は恥を知るべし

投稿日:2019年10月26日 更新日:

 事件は今年1月9日未明に市内で発生。タクシーの運転手が何者かに現金5万円とセカンドバッグを盗まれた。容疑者として浮上したのはタクシーのドライブレコーダーに写っていた女。女はタクシーから降りた後、とあるアパートに入っていった。女子大生が住むアパートだった。

女子大生は5月27日、自宅に置かれた県警松山東署捜査員の手紙を見つけ、まったく身に覚えはないが、署に出向いた。

事情聴取が行われたが、女子大生はドライブレコーダーの画像と顔立ちが似ていたほか、事件当日にタクシーに乗っていないことを証明することができなかった。女子大生はドラレコの画像とは別人だと訴えたが、容疑者のような扱いを受けたという。

6月4日、再度の呼び出しを受けた女子大生は、顔の3D画像撮影やポリグラフ検査を受けた。その時の心境を手記にこうつづっている。

「体力的にも精神的にもつらかったですが、素直に応じました。そうすることで身の潔白を証明できると信じていたからです」

だが7月8日、捜査員が自宅にやってきて任意同行を求められ、そのまま窃盗容疑で逮捕された。

(出典:産経新聞)

少なくともこの時点で県警の対応には問題があります。女子大生は警察の捜査に素直に応じており、逃亡や証拠隠滅の恐れがないため逮捕する正当性がありません。

 「手錠をかけられたときのショックは、忘れたいのに忘れることができず、今でもつらい」と手記で述べた女子大生。弁護人となった安藤陽介弁護士は「任意の段階でも『就職も決まっているんだろう』『早く認めた方がいいよ』と執拗(しつよう)に自白を求めるような発言があった」と違法性を指摘する。

だが2日後の10日、事態が急転する。松山簡裁は勾留請求を却下し、女子大生は釈放されたのだ。そして26日、「嫌疑なし」として女子大生は不起訴処分となった。

捜査関係者によると、逮捕後、早い段階で女子大生ではない新たな容疑者が浮上したのだという。誤認逮捕が明らかになり、松山東署や松山地検の幹部は不起訴となる直前の22日、安藤弁護士の事務所を訪れ、女子大生も同席の下、誤認逮捕に至った経緯を説明した。

(出典:産経新聞)

しかも取り調べを行った警察官は女子大生に対して自白強要を行い、憲法で保証されている黙秘権を侵害した可能性すらあります。結局、愛媛県警は誤認逮捕したことが明らかになりました。

しかも愛媛県警の本部長は捜査には問題がなかったとも認識を示しています。

愛媛県警松山東署に窃盗容疑で誤認逮捕された松山市内の20代の女性が1日に手記を発表したことを受け、県警の松下整本部長が同日夜、県警本部で報道各社の個別取材に応じた。女性が「自白強要」と訴えた取り調べについて、本部長は「ただちにアウトではない」との認識を示した。(中略)女性は7月に逮捕され、取り調べ中に「就職も決まってるなら大事(おおごと)にしたくないよね?」「認めないと終わらないよ」と自白を強要するような発言があったと手記で明かした。「犯人なら目の前にいる」とも言われたと県警を批判し、再発防止策の公表などを求めている。(中略)また、再発防止策の公表については、捜査手法を明らかにすることにつながり問題があるとして「考えていない」との見解を示した

(出典:毎日新聞)

さらに愛媛県警の本部長はこのような発言をデイリー新潮の取材でこう述べています。

 その後のある朝、松山市内の公舎から出てきた松下本部長に話を聞くべく声をかけたところ、こちらを見ることなく、速足で“逃亡”。質問を無視して歩き続けること1分半、ようやく立ち止まってこちらの存在を認めてくれた。そして、

「私はこれまで何度も言っているように、誠に申し訳ない事態で深く反省している、と。私の心情としてはそれを書いてもらえれば大丈夫です」

と、話す一方、

「十分答えたろ。これぐらいでいいんじゃない?」

との捨て台詞も。休日にもかかわらず、よほど先を急いでいたようだ。

(出典:デイリー新潮)

警察上層部が誤認逮捕や自白強要に対しての重大性を全くと言っていいほど認識していないことが言葉尻からわかります。

最後に女子大生のコメントを引用します。 

愛媛県警松山東署が松山市の20代女性を窃盗容疑で誤認逮捕した問題で、自白の強要を否定した県警の調査結果を受け、女性が4日、「自白の強要をされたという認識に変わりはない」とのコメントを代理人弁護士を通じて発表した。

(出典:毎日新聞)

そして愛媛県警は第三者委員会の設置を拒否していることも明らかになりました。

絶句です。

-愛媛県警察

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