渋井ジャーナル

違法捜査、誤認逮捕、冤罪事件。

福岡県警察

福岡県警の東警察署の警部補、強制捜査をしない見返りに暴力団から現金を受け取り逮捕される

投稿日:2015年2月27日 更新日:

福岡県警は25日、暴力団に近い人物から恐喝事件に関する相談を受け、強制捜査にならないよう担当の警察官に働き掛けた見返りに、現金を受け取ったとして、収賄容疑で県警東署刑事2課の警部補中村俊夫容疑者(49)=福岡市早良区飯倉=を逮捕した。また、贈賄容疑で職業不詳梶原勇樹容疑者(31)=住所不詳=ら2人を逮捕した。

県警によると、梶原容疑者ら2人は容疑を否認しているという。2人は暴力団の関係先に出入りしていたという。

福岡県では暴力団抗争が相次ぎ、県警は暴力団壊滅を最重要課題に挙げている。現職警察官が暴力団とつながりがあるとされる人物との癒着で摘発される事態となり、県警は厳しい批判を浴びそうだ。

逮捕容疑では3月下旬ごろ、中村容疑者は梶原容疑者らから恐喝事件の相談を受け、強制捜査にならないよう同事件を担当した警察官に働き掛け、有利な取り計らいをしたことへの謝礼として、2人から現金10万円を受け取った疑い。

(出典:時事通信)

そして起訴され、地裁で出廷しました。

福岡県警東署の元警部補、中村俊夫被告(49)の汚職事件の第2回公判が1日、福岡地裁(野島秀夫裁判長)であり、犯人隠避罪の審理が行われた。中村被告は収賄罪については認めているが、暴力団福博会系組幹部らによる覚醒剤事件で犯人をかくまったとする犯人隠避罪を否認しており、検察側の証人として部下の警察官や暴力団関係者らが出廷した。

証人尋問は中村被告の部下で東署の巡査部長の検察側尋問から開始。巡査部長は中村被告から、判明していなかった犯人の実名に関して同会系組幹部、吉田一幸被告(48)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=と告げられ、「暴力団関係者から聞いたのだと思った」と話した。

その後、上司の中村被告が自ら吉田被告の取り調べを担当したことについては「当時は忙しく、不審に思わなかった。今、考えれば捜査を止めるためだったと思う」と弁護側の反対尋問に答えた。取り調べの結果は「通り一遍の話しかなかった」と言われたという。

また、中村被告の事件後、他の事件で捜査した関係者らから「どうせ俺の話も(暴力団側に)抜けとっちゃろう」と警察からの情報流出を疑われ、信用されなくなったと明かした。

続いて出廷した吉田被告は中村被告による覚醒剤事件の取り調べに対して「中村さんに全部げたを預けます」と話し、容疑を認めたと証言。だが、中村被告は直後にパソコンを打ちながら共犯者の実名を挙げて「関係ないっちゃろ」と独り言をつぶやくように嘘の供述調書を作成し始めたという。吉田被告は「組幹部を通じて話ができていて、見逃してくれるのだと思った」と述べた。

中村被告は3月20日ごろ、恐喝事件の捜査情報を漏らした見返りとして、男2人から現金約10万円を受け取った収賄罪のほか、2月上旬に捜査した覚醒剤事件で福博会系組幹部をかくまうために虚偽の供述調書を作成したとして、犯人隠避と地方公務員法違反の罪で起訴されている。

(出典:日経新聞)

毎日新聞の記事では、警察と暴力団の癒着を生々しく語っています。

 福岡地裁(野島秀夫裁判長)で12日に開かれた福岡県警元警部補による汚職事件の初公判で、検察側は収賄罪などに問われた福岡・東署の元薬物銃器係長、中村俊夫被告(49)=懲戒免職=と暴力団との異常な癒着ぶりを明らかにした。「ガサするんですか」「そりゃ打つさ」。読み上げられた関係者の供述調書から浮かび上がったのは、家宅捜索を暴力団に教えるなど、常軌を逸した元警部補の言動だった。暴力団排除を目指す県警が負う信頼失墜のダメージは深い。
中村被告は、恐喝事件の捜査情報を漏らす見返りに指定暴力団工藤会関係者から10万円を受け取った収賄罪と、覚醒剤事件の家宅捜索を指定暴力団福博会系組幹部に漏らした地方公務員法(守秘義務)違反の起訴内容を大筋で認めた。一方、同会系組幹部に適切な捜査をしなかった犯人隠避罪は「罪を免れさせようという意思はなかった」と否認した。

検察側が読み上げた刑事や暴力団関係者らの供述調書によると、中村被告は工藤会関係者が関わった事件の担当刑事を呼び出し「どうなりよる?」「令状請求すると?」と捜査状況を頻繁に尋ねていた。事前に家宅捜索を聞いた福博会系組幹部は「義理があるけえ自分のできる限りのことをしてやりたい」と言われていたという。

取り調べで共犯の福博会系組幹部の名前を供述しようとした容疑者の男が「中村被告はまともに取り合ってくれない。警察と組織がつながっているなら報復が怖く、自分の身が心配になった」と周囲に漏らしていたことも明らかになった。

初公判で示された中村被告の言動について、県警幹部は「本当に恥ずかしい。一人の非常識な男のせいで、真面目にやっている警察官の見識が疑われる」と肩を落とした。中村被告は、暴力団側に恩を売って捜査情報を得る目的があったと取り調べで強調しているが、幹部の一人は「そんな言い訳は通用しない。金が欲しかっただけだ」と吐き捨てるように言った。一方、別の幹部は「ギャンブルで借金を作った中村個人が悪いと言われるが、そんな警察官が生まれてしまったことが問題だ。おかしな動きをしていた中村に怪しい人間が会いに来ていたのに署は手を打てなかった」と組織の責任も認めた。

事件を受け県警は▽借金や不適切な交流の通報窓口を設ける▽捜査のための外部との接触は全て報告を義務付ける−−などの再発防止策を発表している。

(出典:毎日新聞)

「本当に恥ずかしい。一人の非常識な男のせいで、真面目にやっている警察官の見識が疑われる」とは真面目にやっている警察官なんているんですかね。

暴力団親交者に捜査情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして、収賄罪や地方公務員法(守秘義務)違反などに問われた福岡県警東署の元警部補、中村俊夫被告(51)ら3人の控訴審判決が27日、福岡高裁であった。
林秀文裁判長は贈収賄罪は無罪などとした1審・福岡地裁判決を破棄、中村被告については収賄罪も認定し、懲役2年6月、執行猶予5年、追徴金10万円(求刑・懲役2年6月、追徴金10万円)、贈賄罪に問われた無職梶原勇樹(33)、同梅崎高洋(34)両被告については審理を同地裁に差し戻した。 中村被告は、2012年3月20日頃、東署駐車場の車内で、指定暴力団工藤会(本部・北九州市)と親交があった梶原、梅崎両被告から恐喝事件の捜査方針などを教えた見返りに約10万円を受け取った、などとして起訴された。
1審判決は「起訴事実が立証されていない」とし、中村被告について収賄罪は無罪、地公法違反などで懲役1年、執行猶予3年に、梶原、梅崎両被告は無罪(求刑・懲役1年)としていた。

(出典:NHK)

高裁で2年6月、執行猶予5年の判決を受けました。

警察官は暴対法などで、暴力団と関わる企業や個人を厳しく規制しているのに、警察官が暴力団とズブズブの関係になっていたら法律の意味がなくなってしまいますね。

さすがは桜田門組というか、国営暴力団というか。

-福岡県警察

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