渋井ジャーナル

違法捜査、誤認逮捕、冤罪事件。

奈良県警察

奈良県警が取り調べ中に被疑者を暴行して殺害したとして刑事告発へ

投稿日:2019年11月2日 更新日:

 平成22年2月、奈良県警に業務上過失致死容疑で逮捕され、県警桜井署で勾留中だった男性医師=当時(54)=が死亡したのは、取り調べ時に警察官から暴行を受けたことが原因だったとして、遺体の鑑定書を調べた岩手医大の出羽厚二教授(法医学)が15日、特別公務員暴行陵虐致死罪で、容疑者不詳のまま県警に刑事告発した。

告発状によると、男性医師は22年2月14日~24日ごろ、取り調べ時に警察官から頭部、胸部、足を殴打され、これが原因で発症した急性腎不全などの多臓器不全によって死亡したとしている。

当時別の医師が行った司法解剖では、死因は急性心筋梗塞と判断されたが、出羽教授は「下肢に広範囲の皮下出血があり、打撲により生じたものだと考えられる」と訴えている。

男性医師は18年6月、奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃院)で、男性患者=当時(51)=の肝臓の手術を助手として担当。誤って肝静脈を損傷し失血死させたとして、22年2月6日に逮捕され、同25日に勾留中の桜井署の留置場内で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。

(出典:産経新聞)

取調室の中は密室のため、奈良県警が取り調べ中に被疑者を殺害したとしても不思議ではありません。

奈良県警は急性心筋梗塞と判断しましたが、心筋梗塞で足首が変色するはずがありません。

民事裁判も起こされ、7人の医師によって急性心筋梗塞を否定しています。

 男性医師は当時、勤務していた山本病院で2006年6月16日、助手として入った肝臓腫瘍切除術の医療事故で患者が死亡、2010年2月6日に業務上過失致死容疑で逮捕された(執刀した院長兼理事長は、2012年11月15日、大阪高裁で実刑が確定)。その19日後の2月25日、勾留中の奈良県桜井署で呼吸停止になり、搬送先の病院で死亡が確認された。奈良県警は男性の死因を「急性心筋梗塞」としていたが、死因に疑問を持つ出羽氏が刑事裁判で争っている。

出羽氏は、男性医師の死因を次のように見ている。

・2010年2月13日頃から24日頃までの間に、頭部、胸部、上肢および下肢を、鈍体で殴打して傷害を負わせた。
・その結果、横紋筋融解症を発症させ、これが原因となって発症した急性腎不全により、嘔吐・食欲不全による脱水が加わり発症した急性腎不全により、肺水腫を発症させて、2010年2月25日に死亡した。

出羽氏は、「男性医師の傷害は全身に及んでいる」とし、奈良検察審査会に対し、奈良検察が有する鮮明な写真や留置管理記録を基に検討するよう求めている。遺族と出羽氏らは、勾留中の状況を把握するために留置管理記録の開示を奈良県警に求めていたが、いまだにされていない。

民事裁判で、遺族側は、救急医、循環器内科医、腎臓透析内科医、法医学者など計7人の医師の意見書を提出したが、いずれも急性心筋梗塞を否定している。

(出典:m3ドットコム)

結局、刑事でも民事でも不起訴処分となり、真相は闇に葬られました。

塚本医師の突然の死から、9年半の歳月が流れました。

『本当の死因は何だったのか・・・』

あの日からずっと問い続け、真実究明のために闘い続けてきた遺族は今、何を思うのでしょうか。

奈良検察審査会が「不起訴相当」の判断を下した8月末、遺族は私の問いにこう答えました。

「今でもどうしても納得できないのは、この事件を判断するにあたって一番重要な『留置管理記録』を警察が提出しなかったことです。そして、その内容がまったく検証されないまま幕引きが図られたことです。裁判所も検察審査会も、何を審理したのでしょうか。私たちはいまだに、なぜあれだけのアザが右足に残ったのか、それはいつどのようにしてできたものかが、何の説明も受けていないのです。こんな一方的な判断が許されていいのでしょうか」

実は、一審判決の直後に遺族側が控訴したとき、私は奈良県警にこんな質問をしたことがありました。

「訴訟の中で、なぜ『留置管理記録』を証拠として提出しなかったのか? 暴行をしていないのなら、一番に裁判所に出すべき証拠ではないのか」

これに対して奈良県警は、あくまでも一般論と前置きした上で、

「もし裁判所から提出するように言われたら、そのときは拒むことはできない」

と回答したのです。

しかし、結局、裁判所もついにその請求を警察に対して行いませんでした。

(出典:JBプレス)

この警察事件は警察・検察・裁判所によって闇に葬られました。足のアザがの理由がいまだに解明されないままです。

日本の政治家たちは日本国のことを先進国だと嘯きますが、警察による殺人事件を解明せず、誰も処罰されないまま放置することが先進国の司法なのでしょうか。

全国各地で留置場での死亡事故は起きますが、全て事故死や心臓麻痺などで片付けられてしまい、奈良県警の事件を見ると、他にも警察官による殺害事件があったを疑わざる負えません。

この事件において、検察は警察官の不祥事の隠蔽を手助けし、さらには裁判所も検察の決定を追認するのみでした。

もう日本は死んでいるのです。

-奈良県警察

執筆者:


  1. 川本高興 より:

    警察と揉めた時は警察は勿論検察官や裁判官の皆が庇い合う様に団結して一般人が負けます。警察に何か事件が起こると一致団結して守り抜きます。今の日本は警察と揉めた時は絶対に此方が正しくても諦めた方が良いですね。無理矢理此方を悪者扱いする。

  2. 世直し太郎 より:

    実証すべきだ
    正義や国民の安全
    また医者や病院の暗黒部分、
    警察内部の浄化をする事が
    日本の未来の為に不可欠

  3. びーすけ より:

    公務員の不祥事は、公務員によってもみ消されます。これが、公務員による不祥事は隠蔽される。名古屋市土木局職員の悪行も隠蔽して河村たかし市長は何も語りません。池袋の交通事故の上級国民と同様です。公務員はなにをやっても許されるのです。国家賠償法律に守られています。公務員と揉め事がでても庶民が負けるように出来ています。ふざけています。

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